LostEnd.

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619 :: くりはろさん。6

「ポーニョポニョポニョ♪」
「さかなの子ー」
「!?」
「!!」

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適当に | 2008.07.19(Sat) 08:26 | com(0)



608 :: くりはろさん。4

「あ」
「何だ」
「シュー忘れたシュー」
「?」
「ほら、シューだって。お前持ってない?持ってないよなぁ」
「断定口調で話すな。腹が立つ」
「気ぃ短すぎだろそれ。あーちっくしょ、御柳ィシュー貸せシュー!」
「えー、メンドイ」
「手に持ってんだろほら」
「…スプレーならスプレーと言え」
「え。シューじゃん。なぁ?」
「シューっスね」
「…もういい」

適当に | 2008.07.18(Fri) 14:24 | com(0)



606 :: くりはろさん。5

「帰ったぞ」
「ムガ兄ちゃんおかえりー!」
「おかえりっ」
「おかえりー、おみやげないの?」
「おかえりなさいー」
「おかえりなさいませご主人様ーv 飯まだ?」
「お前は帰れ」

適当に | 2008.07.18(Fri) 14:08 | com(0)



605 :: くりはろさん。3

「…はぁ」
「お、何だ元気ないな。今日傘持ってきてねぇよ」
「黙れ」
「しかも機嫌悪ぃ。あ、もしかしてせいr」
「黙れ!」
「おぁ゛いったぁ!?ハイキックっておまっ、暴力沙汰は出場停止くらうぞ!」
「安心しろ。お互い笑顔なら微笑ましいじゃれあいだ」
「そんな殺人鬼みたいな凶悪笑顔じゃ通報だろ!」
「ほら笑え。どうした」
「いっだあぁあだだだだっ、ギブギブギブギブ!!」
「あ、珍しい絡み気ー(σ・∀・)σ」カシャッ
「 撮 っ て な い で 助 け ろ ! 」
「そういえば昨日、プロレスを見たんだが」
「ちょっ、今の状況とそれがどういう」
「確かこうして…」
「いゃああああああああああああ!!!」

適当に | 2008.07.18(Fri) 13:58 | com(0)



600 :: くりはろさん。2

夕飯は、ハンバーグらしい。
ここぞとばかりに高い買い物をされるでもなく、安い豚と牛の挽き肉と野菜、そしてチビ達にはねだられて菓子を一人一つずつ。チビ達すらも、高いものは選ばなかった。遠慮されたというよりは、身に付いた性分に思える。
別にもっと贅沢しても構わないと言ってみても、その必要はないときっぱり断られた。合い挽き肉を選ばなかった時点でだいぶ贅沢した、と真顔で言われると、逆に自分の生活力を疑いたくなる始末だ。
家に帰ると、まずは全員が洗面所に入る。それから順番に並んで、行儀良く手洗いとうがい。後ろから見ていると、一人だけデカいのが一番真面目にしているものだから面白い。つい吹き出したら、むっつりと怒り顔で振り向かれた。
「お前もやれ」
確かに、客とはいえ年上の自分がチビ達に模範を示す立場なのは分かる。さっきはしなかったけど、と無粋な言葉は飲み込んで、まず手を洗った。うがいは、この家のルールではコップを使わないらしい。それに従い、手のひらで水をすくって何度か口を清めた。
当然のように居間に戻ろうとすると、後ろから首根っこを捕まれる。ぐえ、と喉がつぶれて嫌な音が出た。働かざるもの食うべからずらしい。その手間が面倒だからたかったのに。
ハンバーグは、中にチーズを挟んで目玉焼きを乗せる予定だ。もちろんこれはこの家のレシピではなく、自分でリクエストした。あとは付け合わせに人参を甘く煮て、ポテトはガーリック炒めに。彩りに、ブロッコリーも買った。
白米は普段そのままらしいので、炊いた後にバターライスにしてやることにする。スープは、メインがこってりしているのでコンソメに決定した。具は、冷蔵庫に入っていたキャベツとセロリ。
作業分担は簡単だ。お膳立ては全てチビ達が整えるので、材料を切る係に任命された。炒めたり味を付けたりこねたりは、全て家主が行う。途中、好奇心から玉ねぎを切らせてみたら、人一人殺してきたみたいな顔で包丁を振るっていた。もちろん爆笑してやった。臑を蹴られた。
ハンバーグの形を作る作業は、全員で執り行う。一人一人が食べられる分量を好きな形にするというので、特大の楕円にした。スポンサーだからこその技だ。兄弟は、長男以外は実にバリエーションに取んだ形にしてくれた。
焼くのはもちろん料理長の仕事なので、付け合わせを盛り付けたり隣のコンロでバターライスを作ったりをした。もうそろそろ、という頃にスープも温め始め、焼きあがる頃に器によそう。フライパンに残った肉汁はソースへと有効活用され、目玉焼きも半熟具合が程良い具合に焼き上がった。それらをチビに運ばせて調理器具を水に付けて漸く夕飯だ。腰を下ろし、ありがたく両手を合わせて食べ始める。
食事中も、小学生は落ち着きなく話したりじゃれたりとしていた。互いのハンバーグの形を見たり、どっちの方が目玉焼きの黄身が大きいかで言い争ったり、ポテトを横取りされて騒いだり。一緒になって声を上げたり宥めたり仲裁したりでこちらは休む暇がない。溜め息を吐くのに、しかしまんざらでもないと考えてしまう。
食べ終わったらすぐに遊び出すし、食休みなど知らない彼らは再び遊ぼうとせがんできた。こちらは慣れない料理(の手伝い)で疲れたのだ、勘弁して欲しい。この時ばかりは、後片付けが先だと口を挟んできた男に救われた思いだ。
これからチビ達を風呂に入れるらしい。流石に泊まるつもりはないので、少し休んだ後に席を立った。歯磨きを終えたチビ達に見送られ、玄関ではなく台所の戸口から顔を覗かせる男にもひらひらと手を振って。
来たときより少しだけ気温の下がった外は、それでもまだ蒸し暑い。一人暮らしの、冷房の壊れた部屋に帰る足取りは、自然と重くなった。

適当に | 2008.07.17(Thu) 15:34 | com(0)



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